To live on your own. 私には、私の道がある

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最も多くの方に読んでいただいた記事です 「命がけ」

「命がけ」

母は子育てを、こう言っていました

「自分の命よりも大切なもの」

だからこそ、「命がけ」でやってきた、と。

思い当たることがあります

 

私が中学生、反抗期真っ盛りの時、あまりにも反抗して、
このままいくと、ぐれる、不良(古い言葉ですね)
になると思ったのでしょう

「あなたが悪いことをして、警察に捕まっても、
かばわない。罪を償わせて、一緒に更生できるようにする。
もし、人を殺したり、世の中の迷惑になることをしたら、
育ててきた私の責任だから、お腹に戻す
ことはできないから、あなたを殺して、私も死んで責任をとる」

と言いました。

母の目は真剣そのもの、でした

「この人は本当にやるだろうな」

と思いました

そこに父が言いました

「親も人間だから、間違ったことを
言うかもしれん。だけど、少なくとも子供のことを
思って言いよるんやから、とりあえず聞いとけ。
お前が親からごちゃごちゃ言われたくないと思うんやったら、早く自立して、自分で生活できるようになれ。
20歳になるまでは、子供のことは親の責任やから、
聞いとけ」

この母と、父のバランスの取れた教育に、感謝しています

 

 

母の愛情ゆえの真剣さと
父の真実を突いた言葉
が、すーっと私の中に入ってきて、それ以来反抗を
やめました

早く自立すればいいんだ

そう思ったからです

反抗期の子供は、反抗しながら、無意識のうちに
親の愛情、真剣さ、を試しているのだと思います
最も身近にいる大人である親が、
どこまで真剣に生きているのか
どこまで自分を愛してくれているのか
を確認している気がします

確認ができたら、安心して親から離れ、
自分の道を歩き始めるのだと思います

 

「親は先に死ぬ。親が死んだ後も、ちゃんと
生きていけるように育てるのが、親の仕事」

 

母はいつもそう言っていました

私自身の子育ての軸になりました

親は先に死ぬのです

当たり前だけど忘れている
時代がどんなに変化しても、これは変わらない真実です

7歳で母親を亡くした母が、私達に愛情を注げたのは
自分がした苦労と寂しさを味あわせたくない、
いのちをかけて守ろうと思ったからでしょう

親を超えるのが子供の仕事

そう母に言われてきましたが、まだまだ超えられない、
と思います
それが嬉しくもあります

 

上野博美

 

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クリスマスシーズンですね