To live on your own. 私には、私の道がある

いろんな生き方、働き方について書きます!

いじめられた経験

以前、FBに書いた記事より

 

印象的だったようで、先日久しぶりにお会いした方から、

「いじめにあった経験があったんですよね」とこの記事を覚えてくださっていました

 

子育て世代の方、20代の方も印象に残るようです

 

決して許されることではありませんが、この経験以来、群れなくなった、のかも

しれません

 

人の変わり身の早さも、身にしみました、10歳で。

 

 

【いじめられた経験】

小学校四年生の時です
私は小学校三年の2学期に、父の仕事の都合で、
初めて転校を経験しました

 

活発な私は、あっと言う間にみんなと仲良くなれていたと思います

社宅に住んでいたので、そこで仲良くなったお友達もいましたから。

 

ところが、四年生の一学期。
三年生から、そのまま持ち上がった同じクラスメイト
たちが、「学級委員」に、私を推薦しました

 

私にしてみれば、驚きです

そして、もう一人、クラスの女子の「ボス」的存在の女の子も推薦されました

決選投票で、私が選ばれました

 

翌日、学級委員初日。
クラス全員の女子が、私と口を聞かなくなっていました

 

最初は
「私、なんか悪いことしたのかな」
と思っていた位だったのですが、さすがに翌日も
その状態が続き、「おかしい」と思いました

ノートに落書きされたり、もあったと思います

 

うちに帰り、母に言いました
「なんか仲間外れにされてるみたい」と。

母は、私の話を良く聞いてくれました
私も薄々気づいていたのです
私が学級委員になってしまったことが、原因だと。
それを、母に言うことができたから、良かったのだ
と思います

 

母は言いました

「多分○○ちゃんが(ボス的存在の子)、
選挙で負けたから、悔しいんだろうね。
○○ちゃんと明日放課後でも話してみなさい」と。
「先生にも言っとくから」とも言いました

 

翌日、○○ちゃんに「話がある」と言って、放課後に
話し合いの場を設けました

 

私は一人。


相手は「取り巻き」を含め、3人、です

 

「あなたが、私と口を聞かないようにって言ったん
でしょう?」

 

「知らない」

 

「私、学級委員なんか辞めていいから、○○ちゃんがやったらいいよ」

 

「・・・」

完全に物別れです

 

母に、報告し、「学校行きたくない」
と言いました

 

しかし、母は言いました

 

「あなたは何も悪いことはしてない。
悪いことをしてるのは、向こうだよ。
休むなら向こうが休まないといけないんだよ
あなたが休むことは
ないから」

 

言ってることはわかります


でも、学校に行ってもいつも一人。


そんな状態で、毎日過ごすことがどれほど辛いか、
お母さんにはわからんのよーと言いました

 

それでも、休むのは自分が負けを認める気がしました
私は、学校に行き続けました

 

強かったと言われれば、そうかも知れません
でも、本当に毎日嫌でした

 

ただ、男子はみんな普通に接してくれました
以前取っ組み合いのけんかをしていた男の子は、
いじめのことに気づいていたのだと思いますが、
私が一人でいると話しかけてくれたり、私も男子と
休み時間には遊ぶようになりました

 

いじめを母が報告した担任の先生は
「わかっています。もう少し様子を見させてください」
と言っただけ、だったそうです

 

女子だけでグループを作らないといけない時には、先生が指示するのを待ちました
私から女の子に話しかけることは、しなくなっていました

 

その生活にもだんだん慣れ、3学期にも入り、
「5年生になれば、クラス替えがあるからそれまで我慢しよう」と思えるほどになっていました

私には、ドラム、と言う習い事があり、小学校では珍しい
吹奏楽部にも入っていたので、クラス以外で人と話す機会がたくさんあり、夢中になれるものがあった、と言うのも頑張れた大きな理由だと思います

 

クラス以外、学校以外の居場所を持っていたことが、救いだったのでしょう

 

クラス以外では、自分が受け入れられていると言う事実。
だからこそ「あなたは何も悪くない」と言った母の言葉
は正しい、と思えたのでしょう

 

しかし、その後事態が急変します

 

この続きは、次回に書きます

 

思い出しても、「良く、学校に行き続けたな」
と、少々苦しくなりました(^_^;)

 

いじめ問題は今も続いている大きな問題ですが、
私もいじめられた経験者です

事実を書いて、読んでいただくだけでも、何かのお役に立てれば幸いです

 

 

上野博美